行動規範の改正

2018年11月16日

生命保険協会では、SDGsへの貢献に向けた会員各社の取組みを一層推進する観点から、生命保険会社やその役職員が遵守すべき基本的な事項・方針を取りまとめたものである「行動規範」を改正し、持続可能な社会の実現に向け、生命保険業界に期待される役割等を明確にいたしました。

改正の主なポイント

前文

SDGsの幅広い概念を踏まえ、SDGs達成に向けた生命保険業界の役割を明確化する観点から、生命保険事業の社会的使命として「持続可能な社会の実現」を追記。

基本的行動 「2. お客さまや社会との相互理解の促進」

SDGs目標1「貧困」および目標4「教育」を踏まえ、自助努力で将来に備えることの重要性や保険の役割等について理解していただくことが、社会保障制度の持続可能性を高める観点から重要であるとの認識から、金融リテラシーの向上に向けた積極的な情報提供について追記。

基本的行動 「6. 生命保険事業の特性を踏まえた資産運用」

SDGs全般を踏まえ、機関投資家としての生命保険会社の社会的役割を明確化する観点から、資産運用におけるESG投融資等の視点について追記。

基本的行動 「9. 人権の尊重」

SDGs目標10「不平等」等を踏まえ、人権尊重という価値観を基盤とした業界として、包摂的な社会の実現に貢献することを明確化する観点から、当項目を新設。