ここから本文です

平成26年度奨学生からのメッセージ

BAI LU (ハク ロ)さん:北海道大学理学部:中国

ハク ロさん

2014年4月から毎月セイホスカラーシップをもらっている。私は理学部数学科の学生で、学校の勉強が難しくて、毎日授業の復習や予習をしなければならない。

また、将来、アクチュアリーになりたい私は、休みを利用して、アクチュアリーの試験も勉強しているので、アルバイトをする時間があまりない。この奨学金は、私にとって非常に役に立っている。

現在、4年生になって、毎日研究室で卒論の研究を行っている。忙しくても、時々研究室のメンバーたちとパーティなどをしたり、友達と旅行に行ったり、充実した生活をしている。国際交流活動は昔よくやって、現在はあまり参加しないが、たまには各地の留学生と話し合っている。

HAN MINGSHAN (カン メイサン)さん:筑波大学理工学部:中国

カン メイサンさん

私はセイホスカラーシップを使って、学費と生活費を払っている。今は充実した大学4年の生活をしている。

平日は、研究室でゼミに参加したり、研究をしたり、図書館で勉強したりする。土曜日は、塾で子供たちに英語を教えるアルバイトをする。日曜日は自由で、友達と遊んだり、買い物したりする。

大学の寮に住んでいて、共用の補食室で自炊するのが好きで、いつも中華料理を作る。つくばは、環境が良くて、静かな所だから、勉強に集中しやすい。機嫌が良くないときは散歩をしたら、穏やかな気持ちに戻れる。

茨城県国際交流協会は毎年多くの国際交流活動を行う。留学生が日本の小学校で自国の文化を紹介することや留学生スピーチコンテストなどのイベントが開かれる。他にも、国際理解研修会がある。日本へ留学して、筑波大学に来て、本当に良かったと思う。

WANG WENHAO (オウ ブンコウ)さん:埼玉大学経済学部:中国

オウ ブンコウさん

この奨学金をもらい、月10万円で家賃、食費、そして学費を含めてほとんどの出費が賄えるようになったので、親からの仕送りが要らなくなり、両親の負担がとても軽減された。その上、私はアルバイトをする必要がなく、学習にも専念できるし、自由な時間もかなりできている。

私はインドア派なので、用事がなければあまり出かけたりしないが、勉強以外の時間は主に本を読んだり、ネットでニュースなどを見たりして、自分の教養を高めるようにしている。

さらに、留学生として国際交流も心がけている。今、私のゼミには中国人留学生のほかに、韓国人の留学生も在籍しており、日本人の学生と一緒に、みんなで勉強の話をすることが多いが、それぞれ自分の国の生活習慣や文化などの話もよくしている。それにたまにだが、日中関係や日韓関係などの政治のことについても、意見を交わしたことがある。

KWON JUHYE (クォン ジュヘ)さん:一橋大学商学部:韓国

クォン ジュヘさん

セイホスカラーシップの受給後、私の日常に変化が生まれました。奨学金の受給前、私は限られた最低限の生活費で暮らしていました。幸い、学費の免除や寮の提供など、学校からの支援があって、何とか生活が保たれていたものの、惜しいと思ったのが、「国際交流活動」でした。授業や図書館の活用で、勉強面では成功した留学生活だったかもしれませんが、留学の醍醐味である交流活動には手が及びませんでした。

受給後は、生活や時間に余裕が生まれ、留学生会や寮での交流活動、留学生をサポートするボランティア活動を通じて、積極的に人と触れ合っています。その時に、私だけでなく、相手もダイバーシティについて理解を深めて欲しいという思いを持っています。学問的な知恵の他に、国際交流の経験は、奨学金が支えてくれた何よりの財産です。

JEON JIHOON (ジョン ジフン)さん:立教大学法学部:韓国

ジョン ジフンさん

奨学金のおかげで、国際的な視野を持つことができました。2年間の徴兵を終えて、復学した学校には、知り合いがほとんどいませんでした。また、1年生のとき貰っていた奨学金も切れてしまったため、やむを得ずバイトをする必要がありました。

しかし、セイホスカラーシップの奨学金を受給するようになってからは、サークル活動や課外活動をする時間ができ、他国の留学生と出会うことができるようになりました。彼らと出会う前までは、自分の環境は主に日本と韓国というネットワークだけで、物事を見る視野が限定されていました。しかし、この経験から今まで想像もできなかった彼らの様々な背景、文化、考え方に驚き、もっとこのことを知りたいと思いました。

奨学金のお陰で、時間ができ、国際交流サークル運営、友達の母国旅行、自ら留学生サークルを立ち上げるなど、他の留学生との交流を通じて、国際的な視野を持つように頑張り続けています。

HAN MU (カン ボ)さん:名古屋大学経済学部:中国

カン ボさん

セイホスカラーシップを生活費や就活の旅費に利用しています。そのお陰で、大変有意義かつ充実な日々を送っています。

今年の4月から就職活動が始まりました。奨学金を利用し、東京や大阪での企業説明会に積極的に参加しています。また、授業や説明会の無い日にバスケットボール等のスポーツ運動に参加したりしています。週3回ぐらいの試合を通じて、たくさんの友達ができました。日本の学生さんだけでなく、ドイツ、アメリカ、タイ等からの来日した留学生と交流し、異文化への理解を深めました。

また、セイホスカラーシップのお陰で、去年のインゼミ発表で、誰にも負けない発表ができたと思います。そして、去年の5月から韓国から来た交換留学生のチューターとなりました。お互いに学び、自分の知見を広めました。

私は、今までにない多彩な大学生生活を体験しています。これからも前向きに頑張っていこうと思います。

TIAN WENKE (デン オンコク)さん:同志社大学経済学部:中国

デン オンコクさん

奨学金を受けて、私はより多くの時間を勉強に使うことができた。3年生の一年間で、私は経済を学ぶには基礎的なマクロ経済、ミクロ経済の授業や、自分の専攻である金融分野の授業のみならず、簿記学やデータ処理など将来に実用できる授業もたくさん受講した。

その結果、私は多くの知識を身につけることができただけでなく、3年間で卒業できる単位も修得し、飛び級という制度を利用し、4年生でありながら、大学院修士課程の研究も始めた。

そして、大学の講義以外に、私は証券アナリストの講座を受講し、以前のように自分で本を読んで学ぶより、本格的に証券アナリストの勉強を始めた。奨学金を受領してから、以前アルバイトに使った時間を節約し、勉強に専念できるよう時間を使った。より多くの知識に触れ、自分の将来についてもいろいろ考えるようになった。

この奨学金を受領した一年間、私は心身とも成長できたと言える。