「人生100年時代、変化する社会の中でよりよい人生を送るためには?」という問いに対する思考を深めるディスカッションを通して、公助・共助とバランスよく組み合わせた自助で備えることの大切さを学ぶ。
光英VERITAS中学校でのモデル授業の様子
慶應義塾普通部でのモデル授業の様子
「学校でお金のことをもっと教えてくれたらいいのに」と以前とある生徒が言ってきたことがありました。確かに、学校では通貨の仕組み等は学ぶことはあっても、自分自身のお金の使い方について学ぶことはなかなかありません。このワークショップでは、実務的な意味で「お金」について考えることができる良い機会なのではないかと思い、出張授業をお願いしました。
ワークショップでは、生徒が将来やりたいことを書きだした後に、それらを妨げる可能性のあるリスクについて考え、リスクに備えるためにどの様な選択肢を私たちが持ち、それらをどの様に使用できるかについて、生徒がグループワークを通して学ぶことができます。ワークショップは夢を膨らませる楽しい時間であり、社会は人が助け合うことで成り立っていることを改めて考える機会であり、「リスクはただ恐れるものではなく、向き合い上手に付き合うもの」という発見の場であります。
私は社会の授業でこのワークショップを開いてもらいましたが、家庭科の授業やキャリア教育の分野で活用することも可能かと思います!
ワークショップへの参加につきましては、卒業式も終わり、5教科中心の補習を実施している中で、外部講師を招いて何か特別授業ができないかと考えていたところ、本校校長からこのような企画があるからと提案をいただいたことがきっかけとなります。
ワークショップを通して、改めて生徒は将来のことについて考える良い機会になったと考えます。これからの長い人生で起こるであろう様々な事案に対し、そのリスクと備えを常に考えておかねばならないということを学べたのではないかと考えております。
また、中学3年の社会科(公民)の授業でも、社会保障制度を学ぶ分野があります。教科書の内容にとどまらず、今回のワークショップと上手く組み合わせることによって、より深い学びにつながるとも思います。このワークショップをご検討されている先生方には、この点をぜひ上手く活用されることをお勧めいたします。
このワークショップを通して、生徒は社会保障の仕組みと自助、民間保険についての知見を深めることができたのではないかと思います。
これからこの教材を使って授業を検討中の先生方へ、おすすめポイント:
A4 一枚のチラシを用意して配ってから、動画を宿題にすれば、参加意識が上がるかもしれません。『キーワード』が自分にとって重要だ、自分と関係がある、と思えて、その先を見てみたいと感じれば、宿題として強制しなくても、自ずと見てくれると思います。