2024年度 生命保険乗合代理店業務品質評価運営 認定証授与式を開催しました。
2025年2月27日午後1時より、東京都内で「生命保険乗合代理店業務品質評価運営 認定証授与式」を開催し、2024年度の初回調査で認定された代理店に認定証を授与致しました。(認定代理店の一覧はこちら)
冒頭、当会 藤戸副会長より、業務品質評価基準の「基本項目」をすべて達成した認定代理店へのお祝いの言葉とともに、「認定代理店については、乗合代理店として顧客一人一人に合った商品を提案すること、提案した商品を選んだ理由を説明するといった顧客本位の取組みや、顧客が加入するすべての保険の請求手続きやサポートをおこない顧客の期待を超える活動を実践し、消費者から選ばれる代理店となることを期待している」との開会挨拶がありました。
続いて、ご来賓の金融庁より、「認定代理店としての自覚と責任の下、顧客の最善の利益を追求し、更なる業務品質の向上に向け、引き続き顧客本位の業務運営を実践していただきたい。昨年「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」の開催を受けて、金融審議会に「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」が設置され、報告書が公表された。当ワーキング・グループでは、顧客本位の業務運営において、主に、大規模乗合代理店に対する体制整備の強化、保険会社による指導等の実効性の確保、乗合代理店における適切な比較推奨販売について審議され、今後は報告書に示された内容を基に、法改正を含めた制度整備などの取組みを予定している。」とのご来賓挨拶がありました。
続いて、当会 藤戸副会長より認定代理店に認定証を授与しました。
最後に、代理店業務品質審査会の洲崎議長より、「2月25日に、委員6人による審査会を開催し、認定プロセス全体を通じて公平・中立な調査運営が実施され、公正な評価が行われていることを確認した。
2022年度に始まった当運営は今回で3回目を迎えることとなり、制度としての成熟度・安定度が高まっている。しかしながら一方で、最近では損害保険業界の深刻かつ様々な問題が明らかとなった。
今年度、金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」にて報告書が取りまとめられた。同ワーキング・グループの座長を務めていたことから一言申し上げると、「損害保険業」という言葉から、損害保険業に特有の問題を扱ったかのような印象を与えるかもしれないが、皆様方には決して対岸の火事の問題だと考えていただきたくない。とりわけ、乗合代理店における比較推奨は、顧客利益という観点からは生命保険分野においてより重要な意味を持つ。今後、法令・監督指針の改正が行われれば、それに沿って代理店業務品質評価の基準も改められていくと思っている。皆様方には、顧客本位の保険募集という究極の目標を達成するため、さらに励んでいただきたい。」といった総評がありました。
<藤戸副会長挨拶>
<認定証授与の様子>
<認定代理店とご来賓の方々>