生命保険乗合代理店業務品質認定マーク生命保険は目的に合った加入が大事(最終回)

みなさん、こんにちは。
「消費者向けコンテンツ」は、消費者の皆さまが、新たに生命保険に加入する場合や、加入している生命保険を見直すときなどに参考にしていただきたい情報などを、毎週ホームページで公開します。
今回は、「生命保険は目的に合った加入が大事(最終回)」です

【もくじ】

生命保険は目的に合った加入が大事(其の1)

  • 生命保険の加入目的は人それぞれ
  • 生命保険には多くの種類や商品があります

生命保険は目的に合った加入が大事(其の2)

  • 消費者の不安①

生命保険は目的に合った加入が大事(其の3)

  • 消費者の不安②

生命保険は目的に合った加入が大事(其の4)

  • お客さまのことを知ることから始める?

生命保険は目的に合った加入が大事(最終回)

  • 意向把握義務?
  • 【ご参考】意向把握や意向確認義務は、代理店業務品質評価基準で代理店に確認しています。

意向把握義務?

お客さまの生命保険への想いや希望などを意向と言いますが、生命保険を販売する生命保険代理店や生命保険募集人には、
お客さまの生命保険への意向を正しく把握し、確認することが、保険業法という法律で義務付けられています。
・保険業法:第294条の2
・金融庁:保険会社向けの総合的な監督指針Ⅱ‐4-2-2(3)①~④

これらを意向把握義務、意向確認義務と言って、生命保険募集人は必ず行わなければいけないことです。
お客様の意向は、生命保険の加入検討を始めた当初から実際に加入を決定するまでの間に変わることがあると思います。
加入検討の当初は、生命保険についてほとんど何も知らなかった状態から、生命保険代理店や生命保険募集人の説明を聞いているうちに、理解が高まり、当初の意向から変わることはよくあります。
このようにお客さまの生命保険への意向が変わることもありますので、生命保険代理店や生命保険募集人は最終の意向に合った商品をお客さまに説明し、お客さまにご加入いただく必要があります。
また、お客さまの意向の変化を記録に残し、最終意向に合った商品であることをお客さまに確認いただくことも必要となります。
お客さまの意向把握、意向確認の方法は、生命保険代理店や生命保険募集人によって異なりますが、アンケートによって意向を把握したり、生命保険募集人がヒアリングすることで意向を確認することもあります。
生命保険は長期にわたる契約が多く、一般的には保険料の支払も長期間になります。(もちろん例外もあります)
意向把握や意向確認は法令で定められた義務ですので、生命保険募集人は必ず行わなければいけませんが、意向把握や意向確認は、お客さまにとっても希望や考え方を伝える場であるとともに、募集人はお客さまの意向をしっかり汲み取って意向に合った生命保険商品をご案内する、ご加入してから数年経過したあとでも当時の意向を確認することができる、といったことが、お互いの理解と納得感や満足度を高められるものと思ってます。

【ご参考】意向把握や意向確認義務は、代理店業務品質評価基準で代理店に確認しています。

法令で定められている意向把握や確認義務ですが、生命保険協会が主体となって運営している、代理店業務品質評価運営では、意向把握や確認義務を生命保険乗合代理店が実施しているかを、設問No13で確認しています。

設問No1:意向把握・確認に係るプロセス、意向確認書の取り付け
設問No2:当初意向および最終意向について全件管理する態勢整備
設問No3:意向把握・確認義務に関し、募集人に年1回以上の研修実施等で徹底している

代理店業務品質評価運営の詳細はこちらをご覧ください

今回の「生命保険は目的に合った加入が大事」全5回はいかがだったでしょうか?
ご意見ご要望など、お待ちしています。
次回11月7日(月)からは、新たなテーマとして「生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?」についてお知らせします。

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