生命保険乗合代理店業務品質認定マーク生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(其の3)

みなさん、こんにちは。
「消費者向けコンテンツ」は、消費者の皆さまが、新たに生命保険に加入するときや、加入している生命保険を見直すときなどに参考にしていただきたい情報などを、毎週ホームページで公開します。
今回は、「生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(其の3)」です

【もくじ】

生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(其の1)

  • いろいろな保険商品がありますが、どういった基準で提案してくれるの?
  • 専属と乗合?

生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(其の2)

  • 情報提供義務?
  • 比較推奨販売?

生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(其の3)

  • 比較推奨販売方法①
  • 比較推奨販売方法②

生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(最終回)

  • 比較推奨販売方法は代理店次第
  • 【ご参考】情報提供義務、比較推奨販売は、代理店業務品質評価基準で代理店に確認しています。

比較推奨販売方法①

一つは、「お客さまの意向に沿った生命保険商品を選別する」場合です。
お客さまの意向に沿った生命保険商品を選別する場合は、取扱保険商品のうち、お客さまの意向に沿った比較が可能な同種の保険商品の概要と、その商品を選別した理由(推奨理由)の説明を行うことが求められています。
保険商品の概要の説明方法としては、主に、保険商品のパンフレットなどで行われることが多いようです。
選別の方法は生命保険代理店によって異なりますが、取り扱っているすべての生命保険会社の商品の中から、商品の特性や保険料の水準、お客さまの健康状態など、お客さまの意向を確認し、代理店独自のシステムで選別してご案内するなどがあります。
商品を選別した理由(推奨理由)は、「どうしてその商品を選んだか」であり、お客さまが生命保険の加入を検討する際のアドバイスにもなり得るのではないか、と思います。

比較推奨販売?

もう一つは、「代理店の都合で生命保険会社を絞り込んだ中から、お客さまの意向に沿った保険商品を選別する」場合です。
「代理店の都合で生命保険会社を絞り込むとは、いったいどういう意味?」と思われた方もいらっしゃるのではないかと思います。
改正された保険業法では、生命保険代理店の都合や諸事情で生命保険会社を選別する場合は、選別する理由を説明することが求められます。
都合や諸事情の例には次のようなものがあります。

選別する理由

お客さまへの説明例

特定の保険会社と資本関係がある

当社●●代理店は、A生命からの出資を受け、A生命のグループ会社の一員として事業を行っていますので、お客さまにはA生命の生命保険商品をご案内することとしています。

代理店の取扱実績

当社△△代理店は、B生命の代理店として長きにわたる販売実績があり、保全体制も十分に整えていますので、お客さまへのサービスの充実の点からB生命をお勧めしています。

代理店の経営方針

当社◆◆代理店は、保障内容、保険料水準、保険会社の健全性、保険会社のサービス内容、などを基に、半年に1回開催する商品選定委員会で推奨する商品を決定し、お客さまにご案内しています。

複数ある生命保険会社商品の中から選別して勧める理由が分かると、お客さまもすっきりするのではないでしょうか?

ご意見ご要望などはこちらまでお寄せください
次回は11月28日(月)に、「生命保険募集人が生命保険を勧める基準は?(最終回)比較推奨販売方法の選択は代理店次第、【ご参考】情報提供義務、比較推奨販売は、代理店業務品質評価基準で代理店に確認しています。」をお伝えします。

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