反社会的勢力への対応

生命保険事業における反社会的勢力への対応

反社会的勢力との関係遮断を推進することは、生命保険事業の健全な発展のための重要な課題の一つであるとともに、生命保険会社に課せられた社会的責任であるともいえます。

当協会では、政府が策定した「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」に則り、「行動規範」において反社会的勢力との関係遮断を徹底することとしております。また、「行動規範」に基づき、会員会社が遵守する個別・具体的な事項を取りまとめた「生命保険業界における反社会的勢力への対応指針」を策定いたしました。

また、保険契約においても、保険契約者、被保険者または保険金の受取人が、反社会的勢力(*1)に該当すると認められるとき、またはこれらの反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係(*2)を有していると認められるときに、保険契約を解除するとともに、反社会的勢力等に該当した時以降に発生した保険事故については保険金等を支払わない方向にて取りまとめております。

あわせて、生命保険会社が保険約款にて上記内容を定めるにあたり、その参考の用に供するため、規定例 を策定しております(規定例は各生命保険会社における反社会的勢力への対応の参考の用に供するものであり、各社を拘束するものではありません)。

  • (*1)
    暴力団、暴力団員(脱退後5年を経過しない者を含む)、暴力団準構成員または暴力団関係企業その他の反社会的勢力をいいます。
  • (*2)
    反社会的勢力に対する資金等の提供もしくは便宜の供与、または反社会的勢力の不当な利用を行うこと等をいいます。また、保険契約者または保険金の受取人が法人の場合は、反社会的勢力による経営の支配または実質的な関与があること等も含みます。

生命保険業界では、警察等の外部専門機関と緊密に連携のうえ、組織として反社会的勢力との関係遮断を徹底することを宣言し、適切な対応を行ってまいります。