生命保険会社の資産運用を通じた「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けた取組について

生命保険協会（会長：清水博　日本生命保険社長）は、株主・投資家の立場から、企業価値向上に向けた取り組みについて、1974年度より46年間に亘り継続的に調査を行っております。

2019年度は、株式市場活性化と持続可能な社会の実現に向けた当年度の活動内容や、企業および投資家の意識や取り組み等に関するアンケート調査に基づく提言をとりまとめた報告書を作成いたしました。

提言内容		提言先
経営目標／ 財務戦略
	① 中長期的な株主還元拡大（配当性向30％以上）	企業
	② 資本コストを踏まえたROEの目標設定と水準向上	企業
コーポレート ガバナンスの向上	③ 社外取締役に期待する役割・実績についての情報開示充実	企業
対話の質の向上
	④ 中長期的な投資戦略についての情報開示・対話充実	企業
	⑤  経営層による対話への関与推進	企業
	⑥  対話の材料となるESGを含む非財務情報の情報開示推進	企業
	⑦  企業分析・理解の深化と運用戦略に応じた中長期的視点での深度ある対話推進	投資家
議決権行使
	⑧  反対比率が高い議案に対する説明充実	企業
	⑨  議決権行使プロセスの透明性向上	投資家
ESG取組 の促進
	⑩  ESG取組の情報開示における、統合報告書等の活用	企業
	⑪  ESG取組の中期経営計画への組込	企業
	⑫  ESG投融資の態勢整備と、運用戦略に応じた中長期的視点での対話促進	投資家
	⑬  気候変動が企業活動に与える影響に関する情報開示充実と、情報活用の促進	企業 投資家
	⑭ 省庁横断的なESG取組促進策の打出し	政府

本調査結果につきましては、アンケートにご協力いただいた企業、機関投資家及び東証一部上場の全企業に送付いたします。

統合版PDF

以　上