生命保険の基礎知識
STEP. 2 生命保険の誕生
まず、生命保険はいつ誕生したのでしょうか。近代的な生命保険が生まれるまでの歴史をみてみましょう。
中世ヨーロッパでは、商人たちは職業ごとに同業者組合「ギルド」を作り、冠婚葬祭など組合員の経済的マイナスを組合全体で分担しあっていたことから、このギルドを生命保険の起源とする説があります。
さらに、17世紀のイギリスにおいて、教会の牧師たちが組合を作り、自分たちに万が一のことがあった場合に遺族へ生活資金を出すために保険料を出し合う制度をはじめました。しかしながら、この制度では全員が同じ金額の保険料を支払っていましたが、人の死亡率は年齢とともに上がっていくので、若い人よりも年をとった人の方がお金をもらえる可能性が高く不公平でした。そのため組合はほどなく解散してしまいました。

その後、イギリスのジェームス・ドドソンという数学者によって、公平な保険料分担の方法が発見され、1762年に世界で初めて近代的な保険制度に基づく生命保険会社が設立されることになります。
日本においてはイギリスに遅れること約100年、福沢諭吉による「西洋旅案内」で初めて生命保険が紹介された後、1881年に欧米の近代的保険制度を手本として生命保険会社が設立されました。
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